分離発注方式による家造り(その2)
分離発注方式による家造りは、コスト(建築費用)を抑える事が1番の目的では御座いません。
一括発注による家造り(工務店・ハウスメーカー・リフォーム会社)の時に提示される見積書には、本当にその工事を行う為に必要な金額が記載されていない事が多いです。
なぜなら、それらの会社は自社の経費(儲け)以外にも、下請け(大工・電気工事・水道工事etc…)に見積りを依頼し、提示された金額に上乗せしているからです。
これでは、「どの工事・どの材料にいくらかかるのか?」が分からなくなってしまいます。
分離発注方式の1番の目的は『その工事・材料にいくらかかるのか?』を施主さまに明確にお伝えする事です。
【その結果、建築コストを抑えることが出来る事が殆どです。】
また、直接目に見えない『設計事務所による監理』もメリットの一つだと考えています。
写真は、宝塚市にて進行中の木造住宅再生計画(二階建ての住宅を平屋に改築)です。
この建物も分離発注方式を採用しています。
次回に続く。