北向の部屋のメリット
日本での住宅に対する価値の考え方で最も重要とされているのが「日当り」です。
今回は意外と知られていない、北向の部屋の有効性についてお話致します。
一般的な間取りを考えた時、リビングなどの居室は南側の日当りが良い場所に配置致します。
この時、北側部分とは日当りが悪く、冬場は寒いといったマイナス要因が挙げられることが多いのですが、実は北側の部屋は安定した光環境であり、落ち着いた空間になることが多いのです。
欧米では絵画の色落ちを防ぐ為、目が青く眩しさに弱いのも理由の一つではあると思いますが、北側の部屋が好まれています。
また、北側の部屋から外の眺めは順光での景色となり、樹木なども美しく見えるのです。
皆さんも住宅を計画される時は、北側も意識してプランを考えては如何でしょうか。