2016/09/14 | ブログ宝塚市調湿・気密共存住宅

宝塚市調湿・気密共存住宅【計画概要】

『宝塚市調湿・気密共存住宅』の概要を少しだけ説明致します(^_^)

・規模・構造・種別:2階建 木造 新築

・建物仕様:長期優良住宅 耐震等級3(構造計算を行っています) 高断熱・高気密

・断熱:セルロースファイバー吹込(デコスドライ工法) 床・壁・屋根断熱

・サッシ:樹脂サッシ ペアガラス

・外壁:そとん壁(シラスが原料の100%自然素材の塗壁)

・内壁:漆喰、土佐和紙、透湿系クロス+ローラー塗装

・床:無垢フローリング

・屋根:ガルバリウム鋼板

ザッとこんな感じです(^_^)

ん?待てよ・・・。

『調湿・気密共存住宅』? って何?? 何で??

説明しましょう!

断熱のセルロースファイバーが湿気を吸ったり・吐いたりして調湿をします。

断熱の部屋内側へ防湿・気密シートを施工します。

・・・。

防湿・気密シート?せっかくのセルロースファイバーの調湿効果のジャマをするのでは?

ご安心を!!

透湿も防湿も兼ね備えたシートがあるんです。

その名は、『ザバーン』!!

透湿機能が可変するので、空気中の水分が少ない時には防湿して湿気を逃さず、空気中の水分が多い時には透湿機能で湿気を通します。

分かりやすく言うと、

冬場は空気がカラカラなので、室内の湿気を壁体内に侵入させないために防湿、

夏場は湿度が高く壁体内が高湿度になるので、湿気のみを逃がす透湿(空気は通さない)、

どうちらも壁体内結露の防止になります。

それならセルロースファイバーとの相性も良さそう!

と、言うことで、ザバーンを大工さんに施工してもらいますよ~。

今回はこんなところで失礼します。