2012/06/11 | ブログエコ住宅・住環境・温熱環境

体感温度について

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本日は体感温度『暑さ・寒さを感じるしくみ』についてお話致します。

室内において空調していても、不快感を感じることがあります。

ここで重要なのは『室温』と『体感温度』は違うといったことです。

体感温度は『室温』と、その部屋の壁や床、天井面の表面温度に大きく左右されます。


例えば、冬場に『断熱性能の低い建物』と『断熱性能の高い建物』を比べた場合、室温が同じ22℃であっても『断熱性能の低い建物』の室内ではふく射(放射)によって『断熱性能の高い建物』に比べて人体から多くの熱が奪われてしまい、より寒さを感じます。

夏の場合も同様のことが言えます。

建物の断熱性能は冷暖房のエネルギー消費だけでは無く、快適性にも影響することをご理解頂ければと思います。