兵庫県西宮市に建つ『国産木造・省エネ二世帯の家』。
1階に必要な部屋と2階に必要な部屋との比率が2:1と大きく異なる為、大きな1階の屋根(下屋)が必要な計画となりました。
この場合でも、構造的に安定する様2階と1階に柱・壁を位置を出来るだけ揃えて計画致しました。
長期優良住宅の認定を取得したこの建物は高い耐震性と快適な住環境(温熱性能)を備えた住宅となっております。
また、耐震等級3(最高等級)を取得する為に、木造2階建てまでの住宅ではほとんど行われる事が無い『許容応力度計算による構造計算』を行っております。
柱や梁を一本一本、構造計算し、コンクリート基礎の鉄筋径も全て計算により算出しております。
一般的に構造計算は外注の構造設計事務所に委託する事が多いですが、工藤住環境設計室では、自社にて構造計算を行っております。
造作デスクやキッチンカウンター、カップボードの天板に使用する無垢の木は、私どもと施主さまにて大阪の南港にある材木屋さんへ直接見に行き現物を確認し、材木屋さんから施主さまが直接購入致しました。
材木を実際に確認し、どこにどの材料を使うのかを検討する事は、私ども設計者にとっても施主さまにとっても、とても楽しい事です。また、コストパフォーマンスが非常に高く、施主さまには喜んで頂いております。