2018/06/18 | ブログ耐震・構造について

地震に強い家を作る方法(木造住宅)

工藤住環境設計室の工藤です。

先程、宝塚市の事務所は強い揺れに襲われました。



私のコレクションや水筒が床に落下し、パソコン(重量物)は動きました。

幸い、大きな損害や怪我も無く、今こうしてBLOGを更新しています。

 

私は阪神大震災を経験し、地震の恐ろしさを身をもって知りました。

阪神大震災が起きた時、私は不真面目な建築学科の学生でした。

父は建築会社を営んでいて、震災直後の緊急工事を請負いました。

学校もサボりがちだった私に父は「しっかりバイト代出すから、神戸に行ってこい!」

バイト代をはずんでくれるとの事だったので、神戸へ緊急工事に行きました。

三宮に着いた時・・・。倒壊するビル群・・・。途方にくれる人々。

地震は全てを奪ってしまう、恐ろしい自然現象だと感じました。

某新聞社の仮設印刷所の突貫工事。

私は朝の6時~22時の現場作業員。

設計者は明日の施工の為の図面を必死で書いていました。それを現場監督が各職長に説明し、工事を行うといった事を繰り返していました。

夜中のミーティングでは、設計者・監督・職長・作業員が一体となって作業打ち合わせを行っていました。

この時、設計の重要性をとても感じ、いつかは地震に強い建物を設計する設計者になりたいと強く思いました。

後になって気づいたのですが、父は私に地震直後の現場を体験させ、何かを感じてほしかったのだと思います。

 

 

 

そして今、私は一戸建て住宅を得意とする、一級建築士事務所を営んでおります。

地震に強い建物を設計・監理する事は、私の使命だと思っています。

 

皆様、今から建てる新築の木造住宅の耐震性は、問題無いと思っていませんか?

残念ながら、全ての建物が安全とは言えません。

私は耐震性を確認する為の構造計算を行っていない建物でも合法的な建物となる、この国の建築基準法が問題だと考えています。

熊本地震の時に、築年数の浅い建物でも倒壊や大破した建物が多く存在する事を知っていますか?

この写真は私が耐震セミナーを行った時の資料の表紙です。

この資料はM’s構造設計の佐藤氏より資料提供を頂いたものに私が加筆しております。

地震に強い家にご興味の方へ、このセミナーの内容を事務所にてご説明させて頂きます。(予約制)

参加ご希望の方は、下記のリンクよりご予約下さい。

弊社以外の設計事務所や工務店、ハウスメーカーで家を建てる予定や契約済の方でもご説明させて頂きます。

私の説明により、少しでも地震に強い家が増えれば嬉しい事です。

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