ハウスメーカーのCMと天井の高さについて
工藤住環境設計室の工藤です。
今回は天井の高さについてお話させて頂きます。
天井の高さは設計の中でも重要なポイントです。
また、その高さの設定は非常に難しく、悩むポイントです。
皆さま、俳優の竹野内豊さんが出演するハウスメーカーのテレビCMをご存知でしょうか?
奥さま『天井が高い家にしてほんと良かったね』
竹野内『そうだな』
竹野内『(また一つ嘘をついた)』
CMでも旦那さまの少年時代の狭い場所が好きな写真が出てきます。
ダンボールハウスや押入れベッド(ドラえもんな感じ)。
このCMは天井が高くていいよねって言っている奥さまと、本当は狭い空間が落ち着くと考えている旦那さま。結局何を伝えたいのだろうか?
私は天井の高さは、高ければ良いとは思いません。
大事なのはバランス良く空間を構成し、そこにいる人が心地よく感じれる場所にする事です。
単純に高い天井にしてしまうと、間抜けな空間になってしまいます。
現在進行中の宝川の平屋は天井高さについて、検討を繰り返し、心地よく開放的且つ使いやすい天井高さの設定となっております。
6月下旬に完成見学会を行います。快適な天井高さについて、感じて頂ければと思います。