2018/03/23 | ブログ高気密・高断熱住宅

花粉症対策と高気密住宅の関係

皆さまこんにちは。

今シーズンから花粉症デビューした工藤です。

私の花粉症の症状はお鼻ムズムズパターンです。

以前にこのBLOGでご紹介した換気扇(ロスナイ)のお陰で室内では快適に過ごさせて頂いております。

詳しくは↓をクリック下さい。

熱交換型ダクトレス第1種換気ロスナイの花粉・PM2.5対策について

 

今回は花粉症対策と高気密住宅についてお話させて頂きます。

まず、高気密住宅(お家の隙間が少ないお家)の隙間性能について解説します。

国の基準である次世代省エネ基準で定められた数値はC=5.0cm2/m2です。

これは床面積1m2当たり5.0cm2の隙間以下であれば良い事を意味します。

例えば100m2の建物の場合、500cm2の隙間以下であれば良いこととなります。

500cm2・・・。

500cm2=約22cm×約22cm角の隙間までOK・・・。

皆さんお分かりですね。

国の基準であるC=5.0cm2/m2のお家はスカスカなお家となります。

ちなみに私の自邸の隙間性能の表す数値は、C=0.2cm2/m2です!

一般的な第三種換気(換気扇にて排気・給気口から給気)する場合、花粉症対策を行う時には、給気口に花粉フィルターを付けます。

排気は換気扇から問題なく排気されますが、給気については・・・。

花粉フィルターが付いた給気口から給気されます・・・かね?

少しは給気されるかもしれませんが、大半は換気扇の近い場所にある隙間から給気されます。

これでは室内にどんどん花粉が入ってきますね。

高気密住宅は花粉症対策にも有効な住宅であることが分かると思います。

また、より一層の花粉症対策を行うには第一種換気をお勧めします。

第一種換気とは、排気・給気共に換気扇を用いる方法です。

出来るだけ計画した排気口・給気口から排気・給気を行う事によって、花粉を的確に除去する事が出来ます。

花粉症対策に空気清浄機にて花粉をキャッチする事も有効だと思いますが、家造りをお考え中の方は高気密住宅も検討されては如何でしょう?