2012/04/11 | ブログ

木造住宅の耐震性(耐震・免震・制震)について

東日本大震災以降、耐震性への関心が高まる中、今回は『耐震性を確保する工法』についてお話致します。

耐震性を確保する工法は大きく分けると『耐震構造』・『免震構造』・『制震構造』があります。

『耐震構造』とは筋交いや構造用面材を用いて『地震による揺れに対して建物の強度を高めて耐える工法』です。

現在の木造住宅の大部分がこの工法を採用しています。

施工もし易く費用を抑えることが出来ます。ただし、地震の揺れが直接建物に伝わるので、家具の転倒防止対策などが必要になります。

『免震構造』とは特殊な装置や架台を用いて『地震の揺れを建物に伝えない工法』です。

建物の基礎部分に免震装置・架台を設置し、地震の揺れを土台から上部の構造体(柱やはり)に伝えないようにします。

3つの工法の内、最も地震の揺れを低減することが出来るのですが、費用がまだまだ高く採用には至らないケースが多いです。

そして、最近注目されてきているのが『制震構造』です。

『制震構造』とは『高減衰(こうげんすい)ゴム』と呼ばれる揺れを吸収する特殊ゴムを使ったダンパーを壁の中や天井内・床下に設置し、『地震の揺れを吸収する工法』です。

制震ダンパーを作るメーカー各社の開発が進み、費用も数年前から比べると安くなってきているので、十分検討出来る工法だと思います。

工藤住環境設計室では『耐震』(耐震等級2以上)+『制震』構造をお勧めしています。
耐震性は住宅にとってとても重要な性能です。しっかりとした耐震計画・設計を元に家造りを行いましょう。