2013/02/28 | ブログ耐震・構造について

木造住宅の構造計算について

今回は木造住宅の構造計算についてお話致します。

まず、皆さんへご質問です。

一般的な2階建て木造住宅を設計する時、構造計算がさせれいると思いますか?

答えはNOです。

建築に関する法律である建築基準法では、木造2階建て住宅の構造計算は不要なのです。

簡易的な壁量を計算する方法を構造計算と言っているところもあるようです。

中には全く計算を行わず、建物を設計している場合もあるようです。

構造計算を行った建物は、地震時に絶対倒壊しない訳ではございませんが、しっかりとした力の流れを計算した建物には安心感があると思います。

工藤住環境設計室では、木造住宅の場合でも構造計算を行うのが当たり前だと考えています。

また、木造住宅規模の建物の場合、プラン・間取り・デザインを行う設計者が構造設計も行う方が、合理的且つ強い家を設計することが出来ると考えています。

工藤住環境設計室が手掛ける住宅設計は『プランやデザイン・構造計算・設備設計』まで全てを自社にて行なっています。

木造住宅の耐震性能を考えると、耐震のみの建物では無く『制震』を取り入れ構造計算を行った建物とすることが望ましいと考えております。