2016/11/12 | ブログ宝塚市調湿・気密共存住宅

宝塚市調湿・気密共存住宅【中間検査】

11月4日に建築基準法に基づく中間検査、瑕疵担保履行法に基づく瑕疵保険の2回目の検査を受けました。

当然ですが、何事も無く無事合格です!

中間検査は何を行うかと言いますと、宝塚市の木造2階建住宅の場合、『柱、はり及び筋かいの建て方工事』の検査です。

・・・。何?けっきょく何を検査するの??

現場での検査は主に、柱・梁・筋かいや構造用金物等が図面通りに入っているかを確認します。

ちなみにこの現場は長期優良住宅の認定を取得しており、構造計算により耐震等級3(最高等級)を取得しています(^_^)

では現場写真を用いて解説していきましょう!

柱・梁は皆さんご存知ですね。

タテに建っているのが『柱』、柱の上の横架材(横材)が『梁』、柱の下で柱を支えている横材が『土台』です。

ちなみに土台を支えているのが『基礎』です。

柱と柱の間に斜めに掛かっているのが『筋かい』です。

筋かいは耐震性を向上させるために用います。

柱脚についている金物が『ホールダウン金物』です。

地震や台風時に柱が土台(柱頭の場合は梁)から抜けるのを防止します。

基礎コンクリート打設時にホールダウン用のアンカー(ボルト)を埋め込んでおき、そこにホールダウン金物を取付けていきます。

柱と梁の接合部に取付けている金物は、ホールダウン金物10kNの代わりに使用できる接合金物です。

梁と梁についている金物は『羽子板ボルト』です。

地震や台風時に梁がズレ落ちるのを防止します。

筋かいに取り付けているのは『筋かい金物』です。

筋かいを柱にしっかり固定します。

柱脚に見えているプレートは『めり込み防止プレート』です。

土台と柱の間に設置し、大きな荷重が掛かる柱が土台にめり込むのを軽減します。

梁と梁に斜めに取り付いているのは『火打梁』です。

地震や台風時に発生する水平力(横に掛かる力)による変形を防止します。

 

木造の部材はまだまだたくさんあり金物も色々な種類があります。

また機会があれば紹介していきます。