2016/10/08 | ブログ住宅設計のコツ

収納スペースは詳細に検討が必要

住宅設計において、奥さまから要望事項の多い「収納スペース」についてお話致します。

収納を計画する時に大事なのは収納の奥行きと間口、そして収納するモノの利用頻度です。

最近では「ウォークインクローゼット」など、中に入りことか出来る収納をご希望される方が多いのですが、ちょっと考えてみましょう。

中に入ることが出来る収納を言い変えれば「中に通路が必要な収納」なのです。

収納するモノにもよりますが、収納とは奥行きが浅く(収納するモノが収まる奥行き)間口(収納の幅)が広いのが一番収納量があります。

このことは、「同じ収納面積でも形状によって収納量が変わる」といったことです。

また、「収納するモノはいつ必要なのか?」といったことを検討することも重要です。

例えば「日常生活において常時使うモノ」・「季節モノ」・「殆ど使わないけど捨てられないモノ」などに分類し、明確に収納計画をすると使いやすい収納とすることが出来ます。

多すぎず、少なすぎず、収納の扉の有無や収納の位置。

収納は、使い勝手やコストにも大きく影響致します。

収納とは必要な「モノ」をしまっておく空間です。

世界中の平均的な家庭において、お家にある「モノ」を調査したところ、日本の家庭では圧倒的に「モノ」が多いそうです。

お家を新築・リフォームする時は、必要な「モノ」不必要な「モノ」の仕分けも行いましょう!