工藤住環境設計室の工藤です。

いよいよ今年も残すところ2ヶ月を切りましたね。

最近、宝塚市では朝の気温が一桁代の日も御座います。

寒くなってくると必要になってくるのが暖房器具ですね。

皆さまはどんな暖房器具をお使いですか?

 

今回は、一般的な家庭用暖房器具の中でよく使わせているものを検証していきたいと思います。

以下、暖房器具を分類致しました。

1、ガスファンヒーター

2、石油ファンヒーター、石油ストーブ

3、電気ストーブ、オイルヒーター

4、蓄熱式電気ストーブ

5、床暖房(ガス・電気)

6、エアコン

 

それぞれの特徴をみていきましょう。

ガスファンヒーターや石油ストーブなどの化石燃料系の暖房器具は、室内にて排気ガスが発生する暖房器具です。その為、定期的に換気を行う必要があります。

その換気によって、エネルギーが大量に捨てられてしまいます。

また、化石燃料系の暖房器具は燃焼時に多くの水蒸気も発生する為、高気密住宅の場合、室内の湿度が高くなってしまい、結露が発生する可能性が御座います。

排気ガスや多くの水蒸気を発生する化石燃料系の暖房器具は、工藤住環境設計室が手掛ける高気密・高断熱住宅では使用しないで欲しいとお伝えしております。

 

電気ストーブやオイルヒーターなどの、電気ヒーターを用いた暖房器具は空気を汚す暖房ではないのですが、燃費が悪い暖房器具です。よって電気代が掛かります。

 

足元が温かく、快適な暖房の代名詞となっている床暖房も、工藤住環境設計室ではお勧めしておりません。

理由は熱源がガス・電気、どちらにしても、燃費が悪いからです。

また、床暖房を使用しなくても快適な温熱環境となるからです。

逆を言えば、足元が寒い住宅とは窓からの冷気の流れ(コールドドラフト)や床面の隙間風によるものなので、樹脂窓ペアガラス以上のサッシを用い、C値(相当隙間面積)1.0以下の高気密住宅にすれば、足元の寒さはかなり軽減出来ます。

 

工藤住環境設計室が一番お勧めしているのは、エアコンです。

エアコンはその他の暖房器具には出来ない冷房運転の出来る、夏にも活躍出来る冷暖房設備です。

また、初期コストも安く、取替え時のコストも安価です。

燃費についても色んな暖房器具の中でトップクラスです。

しかし・・・。

エアコン暖房は足元が寒く、天井近くがムワ~っと熱気があるので嫌だ!、エアコン暖房の風が嫌!、エアコン暖房は乾燥する!

皆さんも一度は感じられた事がこの中に御座いますよね。

確かにエアコン暖房は、ある条件下ではこの様な現象が起きる事が御座います。

その条件とは・・・。

気密性能の悪い、隙間だらけのお家です。

ここで大切なのは、幾ら高性能なサッシやガラス、断熱材を使い断熱性能の高いお家だとしても、隙間だらけの低気密なお家では、それらの能力が発揮出来ないという事です。

隙間がだらけのお家の場合、エアコンによる暖気が2階天井面に達し、屋根面の隙間から外部へ抜けていきます。そして、1階床や壁の下部から冷たい空気が進入してきます。

これにより、足元が冷えてしまいます。

お家の上部より暖気がどんどん抜けていくので、エアコンは室内温度を保とうと、風量を増します。

この風が不快に感じ、また天井付近の嫌な熱たまりの原因となります。

また、暖房すればする程、室内空気が外に逃げ、足元より冬の乾燥した外気が進入してくるので、当然室内は乾燥状態となります。

一方、高気密住宅では、人間が生活する上で発生する水蒸気+α程度で、適切な湿度を保つ事が出来ます。

 

【低気密住宅では外気の流入・流出量はコントロール出来ません。しかし、高気密住宅は換気扇や窓の開閉によって外気の流入・流出量をコントロール出来ます】

 

どうでしょう。少しはエアコン暖房を見直してあげる気持ちになって頂けましたでしょうか?

しっかりとした気密が取れた住宅の場合、低燃費で安価なエアコンの能力が発揮できます!

 

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